雪止めネット
雪による被害
屋根からの落雪が当たった、道路に落ちた雪で通れない、車庫が壊れた、ツララが落ちて危ない。雪の多い地方ではこんな被害が絶えません。我が家での被害だけならともかく、落雪が隣家の樹木を折ってしまったり、歩行者にケガさせたりすることも考えられます。
屋根から落ちる雪の重さは屋根勾配・屋根の高さで異なりますが、4倍以上の重量になるといわれます。少量の積雪だからといって安心できません。
いつどこで起きるか予想のできない雪害。雪止めネットはこれらの雪害を未然に防ぎます。
落雪を防止します
屋根の上に積もった雪は溶けた水分が凍結部分を溶かし潤滑剤となります。雪は屋根の勾配にそって摩擦抵抗の少ない屋根の上を滑り落ちていくのです。しかもその雪は溶けて水分を非常に多く含み、積もった雪の何倍もの重さになっています。
また従来のアングル等の製品では、一点に負荷がかかるため、屋根を痛める原因にもなります。
雪止めネットをつけた場合では、雪が雪止めネットに食い込み、土台となるベースを作ります。雪止めネットが摩擦抵抗となって、上に降り積もった雪が滑り落ちるのを防ぎます。
また雪止めネットは一部分で雪を支えるのではなく、屋根全体で雪を支えるため、屋根を痛めることもな落雪を防止します。
樋を守ります
屋根に積もった雪が風等で吹き溜まりになって大きくなったり、屋根上部の雪がせり出して雪庇(せっぴ)ができ、樋を巻き込むことにより樋の支持金具を破損させます。
雪止めネットを取り付ければ、軒先で上部からの雪を支えるので樋を破損することがありません。今まで樋の取り付けができなかった多雪地域でも樋の取り付けが可能になります。
スガモレしにくい
屋根裏の暖かい空気によって溶けた雪が軒先に流れ、この水が軒先で冷たい空気に触れ凍ることによりダム(氷堤)となり、溶けた水をせき止めます。その水が逆流して建物内部に浸入しスガモレの発生となります。
雪止めネットを取り付けることにより、軒先の雪を凍結させることなく、スガモレを最小限にくい止めます。
ツララができにくい
雪止めネットを取り付けると軒先で雪が止まるため、雪止め水が樋に流れるのでツララができにくくなります。